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タイフーンの修理
 

サイド、ドアパネル、リヤバンパーが
割れています。
通常であれば部品を
交換するだけなのですが、
部品が生産廃止で
入手不可能なため、
修理することになりました。
 
サイドのパネルは
後ろ側が完全になくなって
います。
ドアパネルも穴が
あいてしまっています。
リヤバンパーもコーナーの
部分が大きく
割れてしまっています。
こちらは反対側のサイドです。
左右の形状がほぼ同じなので、
今回はこちらの部分を利用して
修理していきます。
 

赤い部分の型をとり
そこから欠損部分を作って
修理します。

”皮膚移植”のような感じですね

 

まず、赤い部分の型を作ります
型もFRPで作ります。
硬化したあと、これを取り外し
バリをかっとすると
このような型が出来ます。
この型では、一個しか作りません
ので、とてもシンプルな型です。

ここで立派な型を作ってしまうと
修理代が高額になってしまうので
必要最低限の物にします。

 

上の型から成型した物がこちらです。
壊れているサイドを取り外します。
バリバリになっていますので、接着
しやすいように、修正します。

 

こんな感じです。
サイドを仮組みして、型から作った
パーツを合わせていきます。
形を合わせたら、位置が
ずれないように
仮固定します。
車両から取り外した状態です。
隙間を板などで塞ぎ、
裏側を接着します。
パネルの裏側です
ここもあなを塞ぐため、
裏側の接着部分が
はがれないように
足付けします。
サイドと同様に、
接着します。
裏側はこんな感じです。
接着後、仮組みします。
問題なく接着できました。

あとは表面をパテ成形し
塗装します。

リヤバンパーも裏側から作業します。
同様に足付けをします。
割れている部分を元の位置で
固定して、接着します。
このようになります。

あとは表面を仕上げていきます。

完成です。
元どおりに戻りました。

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060907